どの部分をどういう順番でどう処置していくか、あらかじめじっくり“地図づくり”ができるので、手術をしてみて〈こんなはずじゃなかった〉というトラブルはほとんどありません。もちろん、縫い始めてみたら出血が止まらないといったような事態は起こりますが、これまでの経験から的確に対処することができます。
糖尿病を抱えている患者さんの多くは、心臓機能が保たれている限り予定手術を行えます。これは、大きな“救い”といえるでしょう。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」