耳鼻科の病気

補聴器選びを医師に相談するメリット

 耳の構造は、右耳と左耳がつながっているわけではありませんから、右と左で性能やメーカーが違う補聴器を使用して問題はありません。あくまでもその人の耳にぴったり合った補聴器を、じっくり時間をかけて探すべきなのです。

 このとき気をつけたいのが、補聴器の電池交換の手間です。老眼の方には、補聴器の小さな電池の入れ替え作業はとても大変なことです。

 ちなみに医師が補聴器選びのお手伝いをすると、よいことがいくつもあります。

 例えば難聴の原因が単なる老化のせいなのか、それとも中耳炎などの耳の病気のせいなのか、きちんと診断した上で補聴器を選べます。

 外耳道は人によって形が随分違います。耳鼻咽喉科の専門医なら耳の奥まできれいに掃除して、耳の中のすべての状況を把握してから、その人の耳の形態に合った、最適な補聴器を処方することができます。

 患者さんの住む場所によっては、自治体が補聴器購入に補助金を出しているケースがあります。医師はそのことも、きちんと案内してくれるはずです。

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大場俊彦

慶應義塾大学大学院博士課程外科系終了。医学博士甲種日本耳鼻咽喉科学会認定専門医。日本レーザー医学会認定専門医。日本気管食道科学会認定専門医。米国耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会フェロー。国際レーザー専門医。厚生労働省補聴器適合判定医・音声言語機能等判定医。日本耳鼻咽喉科学会騒音性難聴判定医・補聴器相談医。