漢方達人をめざせ!

やせたい!

「やせたいんです」

 深刻な表情で訴える30代のHさん。確かにポッチャリした体形です。

「あまり食べていないんですが、なかなかやせられない。漢方薬なら何とかなるのでは、と思ったんです」

 ダイエットのための漢方薬はいろいろあります。でも、「何を選ぶか」の前に、「なぜ太っているのか」を知らなくてはなりません。「太っている」のではなく、「むくみ」の場合もあります。

「あまり食べていない」ということでしたので、この1週間、どういうものを食べたり飲んでいるのかを詳細に聞きました。

 確かに、朝食抜きだったり、昼食はパン1個だったりと、一食ごとの量は決して多くない。いえ、むしろ「栄養失調気味」としか思えない内容でした。

 ところが、さらにしつこく聞くと、甘い缶コーヒーを何本も飲んでいたり、変な時間に菓子パンやハンバーガーを食べていたり、チョコやクッキーなどをちょこちょこ口にしていたり……。しかも、夕食を終えた深夜に、スナック菓子を食べていることもしばしば!

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久保田佳代

父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し20余年経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級など多数資格取得。「不妊症改善における実力薬局100選」に選ばれている。