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【口唇口蓋裂】東京医科大学病院 口唇口蓋裂センター(東京西新宿)

東京医科大学病院歯科口腔外科の近津大地主任教授(提供写真)

 ただし、歯の成長があるので歯茎はすぐには閉じない。5歳以降から歯科矯正を始め、7~8歳になったら歯茎に腰骨の一部を移植する手術(入院は約1週間)をして歯槽骨を修復する。さらに上顎の成長が遅れ、上顎の前歯が下顎の前歯の裏側に入り込む“受け口”になるようなら、体の成長が止まる18歳以降に顎矯正手術を行う場合もあるという。

 最も多いケースで手術は8回近くに及ぶが、同院は自立支援医療の指定病院なので治療費の助成を受けられる。手術あともほとんど目立たず、治すことができるという。

「病気が分かっても治療計画を説明すると、親御さんはホッとします。子供の将来を心配しなくていい正しい知識をもってもらい、安心して出産してもらうのが当センターの役割です」

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