病院は本日も大騒ぎ

薬の取り違い避けるため 看護師2人のダブルチェックで対策

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 患者さんに手渡した後、患者さんが完全に服薬したかどうかも立ち会って自分の目で確認します。まれに飲み忘れたり、後で飲むという人がいるためです。看護師がこのルーティン(決まり切った仕事)を守らないと、誤薬の回数が多くなります。

 もし、患者さんが誤薬してしまった場合は、当然ですがすぐに担当医に報告して対処してもらいます。むろん誤薬した看護師は、担当医や婦長から強いお叱りを受けることになります。

 誤薬は、とくに降圧剤や糖尿病薬で危険が生じることもあるので、対処後でも観察を密にしています。そもそも投薬ミスなどめったに起こりませんが、それでも入院患者さんの4人相部屋、6人相部屋などは要注意です。与薬を間違えることがあるので、細心の注意を払っています。

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