柔道整復師が推奨 春の腰痛は「ふくらはぎ温め」で治す

足湯も効果的(C)日刊ゲンダイ

 関院長は、ふくらはぎを温める方法として、レッグウオーマーやハイソックス、あまり締め付けないサポーターなどの着用をすすめる。加えて、極力長ズボンをはき、ふくらはぎをあらわにしないことも大切だという。

「ふくらはぎが外気に触れると冷えやすい。レッグウオーマーなどを着用する習慣をつけ、ふくらはぎが冷やされる時間を少なくするのです」

「あまり締め付けないサポーター」をすすめる理由は、むくみ解消用のきついサポーターの長時間の着用は血流を阻害し、痛みやしびれなどのトラブルを招く可能性があるからだ。物足りないくらいの弾力のサポーターの方がふくらはぎにはいい。選択に迷うなら、レッグウオーマーを使おう。

 ふくらはぎのマッサージ(揉む)も温め効果があるが、きちんと実践するのは難しい。

「かなりの力を入れて揉まないと温まりません。普通の人の力ではあまり効果がありませんし、力の加減を間違えて筋線維をつぶしたり、前かがみになってやることで背中や肩のコリを招くことがあります」

 ふくらはぎまでの足湯につかったり、使い捨てカイロ、ホットタオル、市販のレンジなどで温められるゲルなどを利用するのも手。

 関院長は、ふくらはぎを温めることが、腰痛治療の第一歩だという。

3 / 3 ページ

関連記事