実は、アルツハイマー病が感染症ではないかという説は他にもあって、スペインの研究グループはアルツハイマー病の患者さんの遺体から真菌細胞やその関連物質を検出しています。別の研究では、アルツハイマー病の患者さんはヘルペスウイルスの抗体値が高いという研究もあります。さらには、抗菌薬を使うことで患者の症状が改善したという研究もあるようです。
むろん、この「アルツハイマー病感染症説」はあくまでも仮説に過ぎません。ただ、これが本当なら、アルツハイマー病がわずかな年数の間に世界中で激増しているのもわかるような気がします。
当事者たちが明かす「医療のウラ側」