当事者たちが明かす「医療のウラ側」

さらなる患者負担増で病院にかかりにくくなる

 すでに、70歳以上の患者負担上限額の引き上げや介護利用料を現行の1割から2割負担へ、入院時の水道光熱費の負担増などが考えられています。年金の支給額は減らされる一方なのにこれらの値上げが行われれば、患者さんはおいそれとは医療機関にかかれなくなります。今後は、患者さんも「軽い病気は病院に行かずに自力で治す」という風潮になるに違いありません。

 正確な医療情報が手軽に手に入る公的な仕組みがないのに、患者さんを放り出すようなことをすれば、日本人は再び不健康になるのではないでしょうか?

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