入院中でも在宅療養中でも、早期に対処できず、オンコロジックエマージェンシーの治療が長引いてしまうケースがあります。すると、その間にがんが進行したり、安静を強いられることで体力が落ちたり、2次的な合併症を併発する可能性が高くなります。
残念ながら、全身の状態が悪く緩和ケアが主体となる時期は、オンコロジックエマージェンシーの対処が難しい。しかし、どういうオンコロジックエマージェンシーがあるのかを調べて知っておくのと、そうでないのとでは、対策に差が出てくると思います。
次回は、よく遭遇するオンコロジックエマージェンシーについてお話しします。
看護師直伝 がん治療と笑顔で付き合う