これで痛みを取り除く

【眼精疲労】老眼を我慢せず眼鏡は眼科で処方してもらう

(C)日刊ゲンダイ

 ひどく目が疲れて、目の奥が痛くなるなどの症状が表れる「眼精疲労」。その痛みを取るいい方法はないか。井上眼科病院(東京・御茶ノ水)の井上賢治院長が言う。

「目の疲れによる痛みは、目のピントを合わせる筋肉の緊張が続くことで起こります。ですからパソコン作業などは適度に休憩を取り、パソコンとの距離よりも遠いところを見て目の筋肉をゆるめてやる。目に蒸しタオルや温めるアイマスクを当てて、血流をよくすることも対策になります」

 ただし、眼精疲労の原因は、目の酷使だけとは限らない。背景に、近視、遠視、乱視、老視があり、眼鏡やコンタクトレンズで正しく矯正されていなければ目に負担がかかり、眼精疲労が起こりやすくなる。

「特に、これまで眼鏡を必要としてこなかった遠視の人は要注意です。遠視の人は近視の人よりも早く老視になりやすい。しかし、眼鏡に抵抗感を持つ人が多く、本当は老眼鏡が必要なのに眼鏡をかけずに見えにくいのを我慢して眼精疲労になるケースが多いのです」

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