役に立つオモシロ医学論文

連休中は食べ過ぎ注意 データで判明「祝日と体重」の関係

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 解析の結果、3つの国すべてにおいて、クリスマス以前10日に比べて、クリスマス以後10日で体重増加が見られました。アメリカ人では0・4%、ドイツ人では0.6%、日本人では0.5%、いずれも統計学的にも有意な増加を示しました。また、他の主要な祝日周辺でも有意な体重増加が見られました。ゴールデンウイーク中の日本人では0.3%増加、感謝祭中のアメリカ人では0・2%増加という結果になっています。

 この論文によれば、特に年末年始の体重変動が大きく、「この時期は太りやすい環境にある」といえるかもしれません。食べ過ぎには注意が必要です。

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青島周一

青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。