■メロンパンよりカツサンド
では、上手な間食の取り方とはどういうものなのか?
「間食は200キロカロリー以内に抑え、タンパク質を取りましょう。太っている人はご飯やパンなど糖質を取り過ぎています。糖質を体内でエネルギーとして消費するにはビタミンB群が必要です。ですから、ビタミンB群が多く含まれるホウレンソウやパプリカのような色の濃い野菜や豚肉などがオススメです。逆にビタミンB群が不足すると、糖質が体内に蓄積してしまいます。パンならメロンパンやチョコパンより、カツサンドやソーセージロールを選ぶべきなのです」
同時にバターなどの脂質を食べれば、血糖値の上がり下がりが緩やかになる。
「“油脂は太る”と思っている人がいますが、これも間違いです。食品のコレステロールで血液中のコレステロールが上がるわけではありません。むしろ、油脂を取ることで腹持ちが良くなり、血糖値の急上昇・急下降を防ぎ、食べ過ぎを防止できる。肥満から遠ざかれるのです。ですから、同じカロリーのクッキーと大福なら、バターや牛乳や卵に含まれるタンパク質や脂質が同時に取れるクッキーの方がいい」
そもそも、おやつをお菓子とイメージしている人が多いが、3食で不足している栄養素を補給する「軽食」と考えること。そうすれば、ひもじい思いをせずにラクにやせられるはずだ。
ダイエットを科学する