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【足の傷や痛み】下北沢病院・足病総合センター(東京都世田谷区)

下北沢病院・足病総合センターの菊池守院長(C)日刊ゲンダイ

 足裏の痛みやしびれがなぜ起きたのか、なぜ繰り返すのか、その大本を改善させるのが足病学の考えだ。「足の関節の動きが硬い」「筋肉が弱い」「足指が上手に使えていない」といったケースが多いので、その関節や筋肉の動きをよくする運動やストレッチをリハビリスタッフが指導する。

 必要であれば、連携する義肢装具士が患者の足型を取り、靴の中に挿入する医療用インソールを作製する場合もあるという。

■「足のことで困ったら気軽に相談してもらいたい」

「足にも耐用年数があって、それを知らずに健康のためにと1日5000歩、1万歩と歩いて、逆に膝や腰の障害を招いてしまう人も少なくありません。ですから、ある程度年をとったらリハビリなどで足のメンテナンスをした方がいいのです」

 同センターが診療対象とするのは主に膝から下の疾患で、座骨神経痛などで足に痛みやしびれが出る脊椎疾患の治療は行っていない。しかし、そのような場合でも歩行が悪くなるので、足に何らかのトラブルが隠れていることが多いという。

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