初夏の健康対策 誤解と真実

初夏こそ増える「睡眠の悩み」 専門家が対策法を解説

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「その際、リラックス状態で活発になる副交感神経が優位になります。その状態でさらに眠りすぎたり、休みすぎたりすると、集中しなければならない日中もダラけて、ヤル気が出なくなってしまうのです」

 不調を解消するには、寝すぎない、休みすぎないことが大切になる。休日でも、自宅で少しだけ仕事をしたり、体を動かすなどして、交感神経を高めるような活動を心掛ける。

「休日に“寝だめ”するとしても、普段の起床時間から3時間以内に起きることが大切です。起床が1時間遅くなると、睡眠リズムを戻すためには1日かかります。3時間遅くなると水曜日まで不調が続き、リズムが戻る週末は仕事の疲れがたまっているため、結果的に1週間ずっとダラけたまま過ごすことになってしまうのです」

 副交感神経が優位になって眠れるからといって、ダラダラ、ゴロゴロ過ごしてはいけない。

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