「確かに普及するにはヒールオゾン治療を肯定する多くの論文が必要かもしれません。ただ、年間数百人の患者さんにこの治療法を施している私は効果を実感しています。患者さんも歯を削る必要がないので短時間で治療を終えられますし、痛みもありません。そもそも、私たち歯科医が考える以上に患者さんは『歯を削りたくない』との思いが強い。この歯科医院を選ぶ動機として、この治療を挙げる患者さんもおられます」
気になるのは、この治療機を作ったドイツのメーカーが１０年に製造・販売を中止していること。それはこの治療法に限界を感じたからではないか？
「単に売れなかったからでしょう。そもそもこのメーカーは別の会社が作ったものを自社名で販売していただけ。いまは、製造会社が日本に代理店を置いて販売しています。性能も良くなり、以前の数倍の濃度のオゾンガスが作れるようになったと聞いています」
あの話題の治療法 どうなった？
削らない虫歯治療法と人気 「ヒールオゾン治療」はいま
