サラリーマン the バイブル

足がよくつる原因と対策を知りたい…背後に意外な重大病も

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 加齢も原因に。筋肉量低下でミネラルやビタミンなどの栄養分の補給がうまくいかなくなり、それほど運動をしていない生活でも、筋肉に疲労が生じ、足がつるリスクが高まります。

 頻繁に足がつる場合は、病気が潜んでいることも考えられます。腰痛、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、糖尿病や腎不全。下肢静脈のうっ血や閉塞性動脈硬化症などです。特に閉塞性動脈硬化症は足を切断しなければならないケースもあるため、放置せずに受診することをお勧めします。

 最後に予防法を。こまめに水分補給(お茶も可)をする。日頃からビタミンやミネラルを意識して取る。睡眠中に足がつりやすい人は、就寝前にストレッチを行う。冷えが原因の場合は、ゆっくり湯船に漬かって体を温め、マッサージするのもいいでしょう。

 加齢や運動不足によって筋力低下がある人は、普段の適度な運動が大切です。

(国際医療福祉大学熱海病院・〆谷直人教授)

2 / 2 ページ

関連記事