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落ち着きがなくミスが多い「大人のADHD」の治療法とは

勝間和代さんもカミングアウト(C)日刊ゲンダイ

 発達障害は個性。薬も一生飲み続けるものではない。通院によるカウンセリングでミスの原因を探ったり、能力を発揮できる仕事はないかなどともに考え、減薬や断薬を目指します。

 ADHDと診断されれば、カミングアウトしたほうがいい。自分の特性を理解してもらい、居場所をつくり上げるのです。

 ADHDをカミングアウトしている評論家の勝間和代さん(写真)も、周囲のスタッフに自分の特性を理解してもらった上で、自分の居場所をつくり上げていますよね。

 最後にひとつ。ADHDの人はミスや忘れ物をした場合、とっさにウソをついてごまかそうとすることもありますが、これはもっての外。周囲に理解されないといけないのに、ウソをつくと信頼をなくしてしまいます。

(あいわクリニック/横山章光院長)

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