ステージⅣがん治療を断るとどうなる

がん宣告でも慌てずに これから健康に生きる方法を考える

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 “進行性のステージⅣの扁平上皮がん(食道がん)”と宣告されてから、間もなく半年が経とうとしている。治療を断り、退院する時には“明日にでも全身に転移し倒れる”とまで脅された体は元気だ。

 前回も記したように、左頚部の腫れは、まだしぶとく残ったままである。嚥下(えんげ)に苦労はしているものの、ようやく少し小さくなってきた。医師はがんの転移だと言い、相変わらず治療を勧めるが、治療を断ったからこそ元気で年が越せたと思っている。

 現に、血液検査では内臓数値およびがんの腫瘍マーカーは全て正常値なのだ。そして、この検査も今月で終わりにしようと思っている。私の気が変わり、治療を受ける気になるだろうと医師が勧めた検査だからだ。私のがん治療や医師に対する考え、気持ちには何の変化もない。だからといって私は楽観視しているわけではない。ある日突然“食道がん”を宣告されたことが想定外だったように、私の体が今後どう変化するか、全く予測がつかないからだ。

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笹川伸雄

ジャーナリスト。1946年、宮城県生まれ。医、食、健康のジャンルを得意とし、著書に「妙薬探訪」(徳間文庫)など

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