ビールをワインよりも先に飲むと二日酔いになりにくい……そんな話を聞いたことがありますでしょうか。欧州では古くから言われているそうで、お酒を飲む順番によって二日酔いを軽減できるという考え方があるようです。また、「ずっとビールだけ飲んでいれば二日酔いにならないけど、ビールとワインを両方飲む(いわゆるチャンポン飲み)とダメなんだよね」という方もおられるかもしれません。
そんな中、お酒を飲む順番によって二日酔いの重症度が変わるのかを検証した研究論文が、米国臨床栄養学会誌2019年2月号に掲載されました。
この研究では、19~40歳の90人(平均23・9歳)が対象となりました。被験者は、①最初にビールを飲み、次にワインを飲むグループ②最初にワインを飲み、次にビールを飲むグループ③ビールもしくはワインのみを飲むグループの3群に割り付けられ、二日酔いの重症度が比較されています。
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