近視、遠視、乱視も解消 老眼鏡が不要になる白内障手術

日常生活に支障を感じたときが手術のタイミング(C)日刊ゲンダイ

「3焦点にはデメリットとして、強い光をまぶしく感じたり光の周辺に輪がかかって見える『グレアハロー』、濃淡がはっきりしない『コントラスト感度』が起こる可能性があります。また、“遠中近すべて見えるが、80点くらいの見え方”。その点も含め、ライフスタイルに合った眼内レンズを選んでください」

 単焦点は保険適用だが、2焦点と3焦点は適用外。これも選択する際の材料になるだろう。ただ問題は、眼科医によっては単焦点の説明だけで、2焦点、3焦点については触れない場合があること。

 それぞれのレンズのメリット、デメリットを説明してほしいと、患者側から言った方がいい。

■回復が早く日帰りでOK

 現在の白内障手術は、傷口は2ミリ程度なので、回復が早く、多くは日帰り。点眼麻酔なので、麻酔の注射による痛みもない。手術後は、その日のうちにデスクワークもできる。かつてはレーシック手術を受けていると白内障手術の際、眼内レンズの度数を正確に測定できなかったが、計算式が複数登場したことで、その問題もクリアした。

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