新型コロナウイルス対策は普通のマスクでも大丈夫なのか

マスクが売り切れの店も(C)日刊ゲンダイ

 マスクの表面はウイルスが付着し、時間が経つほど汚れていく。頻繁に交換することが鉄則。外したら捨てる。1日に数回新しいものに取り換える。

「私は診療日には1日20枚程度使いますし、休日でも外出ごとに取り換えるので3~4枚は使用します。外す時にはマスクの表面を触らず、ゴムの部分を持つようにしてください」(大谷院長)

■「1日に何枚も使い捨てで使うほうが効率的」

 “普通のマスク”でも大丈夫なのか?

 外来医療従事者が使うN95マスクは、スギ花粉の100分の1である直径0・3マイクロメートルの粒子を95%以上除去できるといわれる。これと、医療用マスクとを比較した最新研究では、インフルエンザの罹患率に差が認められなかった。

「N95マスクは高価で使い捨てではありません。一般の方が予防に使うなら、普通に売られているマスクを1日に何枚も使い捨てで使うほうが効率的で有効でしょう」(大谷院長)

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