今回の“コロナ明け”は、急激な生活ペースの変化に加え、まだ残るウイルスへの不安、業務の縮小や不況といった経済的な不安ものしかかる。活動再開を見据えて今から対策しておいたほうがいい。
「コロナ明けのうつ症状や体調不良を防ぐためには、環境の変化に対する適応力が重要です。少しでも早く適応させるには、生体リズムをコロナ前に戻しておくことが基本になります。まずは、テレワークで崩れてしまった起床時間を元に戻し、普段通りの時間に起きてください。起きてから何もすることがなくても、散歩したり、必要なものを買いに出かけたりするなど、ルーティンワークをこなすことで生体リズムも戻っていきます。早起きしなくてもよかったテレワーク期間中は夜中に楽しんでいたゲームやビデオ観賞といった娯楽を、朝に行うようにするのもいいでしょう」(梶本氏)
体力を戻しておくのも効果的だ。