子供の「眠れない」を放置すると不登校や成長の妨げを招く

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 睡眠障害は不登校だけでなく、将来的に子供の心身に多大な影響を与える可能性がある。なぜなら睡眠は、脳内物質や成長ホルモンなどの分泌に関係しているからだ。

 親から見て「もしかして」と感じられる場合は、まずは小児科医へ。

 サボリや怠けと区別しづらいケースは多々あるが、日中しっかり動いているのに夜眠れない、最も覚醒している午前中にも眠気を訴えるといった場合は、専門家の介入が必要な可能性がある。

■原因は?

 子供の睡眠障害は、胃食道逆流症、アトピー性皮膚炎、むずむず脚症候群、甲状腺ホルモンの亢進・低下なども関係している。小児科では一般的に、睡眠の記録、血液検査、アレルギー検査、鉄・甲状腺ホルモンの測定などで、原因を探り、必要があれば専門医の治療につなげる。

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