中央値で18・9年にわたる追跡調査の結果、日本食の摂取頻度が最も低い(0~2点)人と比べて、最も高い(6~8点)人では、あらゆる原因による死亡リスクが14%、心血管病による死亡リスクが11%、統計的にも有意に低下しました。
本研究では、食事に関するアンケート調査が研究開始時の1回しか行われていません。追跡調査中に参加者の食習慣が変化した可能性はあるでしょう。したがって、必ずしも日本食そのものが死亡リスクを低下させているとは言えないかもしれません。とはいえ、さまざまな種類の食材をバランスよく用いた日本料理を食べることは、偏食を防ぎ、食習慣の改善につながるかもしれません。
役に立つオモシロ医学論文