病気を近づけない体のメンテナンス

髪<下>脱シャンプーのススメ 常温以下の「水洗髪」が理想的

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 また、シャンプーで頭皮のバリアーが破壊されると、頭皮が乾燥して新陳代謝が悪くなり、毛の生える土壌である頭皮が薄くなってしまう。さらに合成界面活性剤の持つ細胞毒性が、毛を作るのに最も大切な毛根幹細胞にダメージを与える。これらの理由でシャンプーが体質に合わない人は、「抜け毛」や「薄毛」などを引き起こすのだ。

「髪のトラブルに悩んでいたら、試してもらいたいのは『脱シャンプー』です。シャンプーを使う洗髪の間隔を2~3日に1回に減らしたり、1回に使うシャンプーの量を減らしていくのです。そして、徐々にシャンプーを使わないお湯の洗髪だけに切り替えていきます。最終的には、常温以下の水で洗う『水洗髪』が理想です」

 シャンプーを使って毎日洗髪していると、皮脂腺が発達して皮脂の分泌が増える。それが酸化してニオイやベタつきの原因になるので、毎日のシャンプーが欠かせなくなるのだ。そのため、脱シャンプーは髪が短く量が少ない人は、一気にシャンプーをやめるようにチャレンジする。そして、不快なときだけシャンプーをするようにしてみるといい。発達した皮脂腺が次第に縮んできて皮脂の分泌量が減れば、ニオイやベタつきのもとはお湯や水の洗髪で十分洗い流せるという。

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