ビートルズの食生活から学ぶ健康

菜食主義者だったポール 婚約者宅でのある日の夕食メニュー

非メタボは「菜食」のおかげ(C)共同通信社

 私は、10代のころからビートルズの大ファンでしたが、彼らの情報をすべて知ろうと、これまでにバンドとしてのビートルズやビートルズの各メンバーについて書かれた本をたくさん読んできました。

 食生活を含む日常生活についての記述は、どの本を読んでもなかなか出てきませんが、メンバーの身内や身近にいた人の書いた本の中に、少しだけ貴重なシーンが記されています。

 私が最初に買ったビートルズ本は「ビートルズ」(ハンター・デヴィス著、草思社)という2段組みで350ページもある単行本でした。奥付には、「1969年7月10日 初版発行」と記載されています。

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松生恒夫

松生恒夫

昭和30(1955)年、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。近刊「ビートルズの食卓」(グスコー出版)のほか「『腸寿』で老いを防ぐ」(平凡社)、「寿命をのばしたかったら『便秘』を改善しなさい!」(海竜社)など著書多数。

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