「死ぬまで元気」を目指す

ラグビー日本代表を支えたアスレチックトレーナーはどんな仕事?

パーソナルトレーナーとして活動する三田貴史さん(C)日刊ゲンダイ

 病気やケガ、そのほかなにか異変が起きた選手の体をすぐに動かしていいのか、練習を続けてもいいのか、悪いのか。それらはアスレチックトレーナーの判断にゆだねられているという。また、活躍の場はプロスポーツチームの中だけではなく、学校であることも。

「たとえば、ハワイ州では各学校に必ずアスレチックトレーナーがひとりいなければいけないと法律で定められています。部活動や体育の授業の最中に怪我人が出たら、すぐに対応する。また、怪我の予防にテーピングやストレッチを行う。怪我をした生徒には、学校の中の施設で怪我から競技に復活するためのリハビリを行うなど、仕事は多岐に渡ります」

 日本でもアスレチックトレーナーの資格を取得することができるが、日本の場合はアメリカと違って国家資格ではなく、民間協会からの認定のもの。それでも今年1月にドキュメント番組「情熱大陸」(TBS系)で、ラグビー日本代表を支えたアスレチックトレーナーの佐藤義人氏が特集されたことで、徐々にではあるがその認知度が高まり初めている。

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