ノロウイルスとインフルは激減も…新型コロナが防げない謎

手洗いとマスクはすっかり日常の習慣に(C)日刊ゲンダイ

「便→手→口と本来広がっていくのを、石鹸での手洗いを徹底するようになり、しかもマスクを着けるのが普通になったので、それがノロウイルスの予防になっている。しかしなぜノロウイルスやインフルエンザの患者は減少しているのに、コロナの感染拡大は防ぎ切れないのか、疑問点はいくつもあります。しかし一つ考えられるのは、コロナは皮膚の上でも長く生きるということです」

 A型インフルエンザウイルスは、人間の肌で生存できる時間は1時間ほど。一方、コロナは9時間経っても生きていることが、内藤医師が所属する京都府立医科大学大学院消化器内科学の研究で明らかになっており、これは論文としても最近発表されている。

 コロナが「感染激減」となる日はいつになることか……。

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