身近な病気の正しいクスリの使い方

健康維持で大切なポイントは3つに集約される

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 健康であれば医療機関を受診する回数を減らすことができますが一方で速やかに受診する必要がある症状、いわゆる「レッドフラッグ」を見逃しては大変です。つまり健康維持で大切なのは、①健康でいる意識を高めて普段の生活の中でできることを行う②体調の変化に気を配ってガマンしない③定期的に健診を受ける、ということに集約されるのではないでしょうか。

 この連載では身近な病気、もしくは病気とまではいかないけれど健康に影響を与える症状、慢性的に抱えている持病のような症状について薬を中心に予防の方法や症状緩和のためにできることについて紹介していきます。

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神崎浩孝

神崎浩孝

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

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