乳児の「夜泣き」を卒業させるために…体内時計を調整する方法

起床時にはカーテンを開けて朝日を浴びさせる

 夜泣きが改善しなかった方では、授乳時に音楽を聞いたり、家族で話をしたり、生活音がうるさかったことがわかったという。

■小学生以上の睡眠の乱れはおやつに工夫を

 夜に寝ない、朝は起きられない、という幼児や小学生らにはどのような対応がいいのか?

「小学生までには、体内時計はすっかり完成されているので、夜寝ない、朝起きられないのは、体内時計が整っていない可能性があります。自分の体内時計が夜型か朝型かを調べるクロノタイプ診断というもので生活スタイルに合った体内時計を得ているかがわかります。体内時計が整っていない場合の改善策は乳児と同じです。就寝時に光を完全に遮断して、睡眠中に音などの刺激を与えないことです。そして朝起きたら、必ずカーテンを開けて光を全身に浴びることが重要です。加えて朝食もきちんと食べる。朝食は一日の活動に必要なエネルギーを得るだけでなく、体内時計のリセット効果が増強されるからです」

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