乳児の「夜泣き」を卒業させるために…体内時計を調整する方法

起床時にはカーテンを開けて朝日を浴びさせる

 朝食は食べる時間だけでなく、その内容によって体内時計のリセットする度合いが違ってくる。朝食にはタンパク質と炭水化物を取り入れるのがおすすめだという。

「米、麦、トウモロコシといった穀物系の炭水化物は、脂肪を蓄える作用のあるインスリンを多く分泌させます。インスリンは体内時計をリセットする力が強い。同時にインスリンの分泌を促す魚油を多く含む、魚のタンパク質を取るといい。忙しい人はツナ、サバ、イワシなどの缶詰を使って、おにぎりにして食べさせるのも手です」

 また、おやつを取ることで、太らない、よく眠れるということもわかってきたという。

「おやつは3食では足りない栄養を補うためのものですが、昼食と夕食の間におやつを挟むことで夕食後の血糖値が上がりにくくなることがわかっています。これをセカンドミール効果といいます。血糖値の上昇が緩やかであれば、インスリンの分泌量だけでなく、体内に取り込む脂肪量も減ります。また、良質な睡眠が取れる可能性もわかってきました。おやつの食べ過ぎはNGですが、グラノーラのように食物繊維が豊富で、カロリーが100キロカロリー程度のものなら、おやつを食べさせるのもいいと思います」

 十分な睡眠と、整った生活リズムでイライラも少なくなる。もちろん、このやり方は大人でも効果がある。あなたも試してみては?

5 / 5 ページ

関連記事