新型コロナワクチン副反応データ分析

AZ社製を接種した日本人536人を調査 重篤例も因果関係は否定

英アストラゼネカ社製のワクチン(C)ロイター

 対象となった接種者の年齢は20代60人、30代96人、40代162人、50代151人、60代53人、70代11人、80代以上3人。性別は男性317人、女性219人。そのうち治療中疾患は高血圧34人、脂質異常症15人、糖尿病16人、気管支ぜんそく5人、アトピー性皮膚炎12人、その他86人、疾患なし400人。既往症は気管支ぜんそく55人、悪性腫瘍17人、新型コロナ9人、いずれもなし455人だった。

 この中から1回目接種後1週間までの日誌が回収できた430人を調べたところ、37.5度以上の発熱は接種後1週間では50.9%に見られた。接種当日に10%、2日目45%以上となったもののその後は減少した。

■発熱は20代で80%以上

 年齢別に見ると、若い世代ほど発熱が多かった。20代では男女ともに80%以上に見られる一方で、60代以上の男性は20%程度と20代の4分の1程度にとどまった。

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