コロナ第6波に備える最新知識

新型コロナワクチン接種後死亡報告1359例…1カ月で104例増

新型コロナワクチンの接種を終え会場を出る女性(C)日刊ゲンダイ

▼モデルナ社製(α=0件、β=1件、γ=45件)

 また、10月24日までに死亡が報告されたファイザー社製1279件のうち65歳以上1111例に対して65歳未満は155例、記載なしは13例だった。症状の概要に記載されていた死因等は虚血性心疾患123例(うち65歳未満は19例)、心不全113例(同11例)、肺炎97例(同1例)、出血性脳卒中95例(同28例)、大動脈疾患55例(8例)、虚血性脳卒中53例(5例)、不整脈36例(13例)、敗血症36例(同3例)などが多かった。

■モデルナ社製「心筋炎関連事象死」は4例

 一方、モデルナ社製46例のうち65歳以上7例に対して65歳未満は38例、記載なしは1例だった。

 症状の概要に記載された死因等は出血性脳卒中9例(うち65歳未満7例)、虚血性心疾患8例(同6例)、心筋炎関連事象4例(4例)などとなっていて、心筋炎関連事象4例が目立つ。この4件はいずれも男性で年齢は24歳から45歳。接種回数は2人が2回目で、1回目、不明が各1人。接種から死亡に至るまでの期間は短い人で4日、長い人で37日、平均は約21日となる。

3 / 4 ページ

関連記事