その結果、アンケートの点数が8点以上だった人の割合は、リハビリを行う前で39%、行った後で27%と、統計学的にも有意に減少しました。
望ましい行動をとれるよう人を後押しする手法を「ナッジ」と呼びます。ショッピングリハビリは強制的ではなく自発的に運動を促すという意味で、ナッジの要素を取り入れたリハビリといえるでしょう。論文著者らは「ショッピングリハビリが、長期的な健康状態や生活の質にどのような影響をもたらすのか、継続的な観察と研究の積み重ねが必要である」と結論しています。
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