人間の体には、ホルモンなどで調節される日内リズムがあり、昼起きて太陽の光を浴び、夜眠ることでそのリズムは健康に維持されます。シフト勤務で長期間それを乱すことは、数十年後にも影響を及ぼす可能性があるのです。こうした仕事の健康被害をなくすにはどうすればいいのか、検討するべき時期に来ているのではないでしょうか。
医者も知らない医学の新常識
信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。