■ハードタイプがよりおすすめ
さらにチーズは、原料である生乳から水分を抜いて作られるため、生乳より栄養素が大幅に凝縮されている。結果、生乳にもともと多いカルシウム量がより増え、生乳の3~10倍、リン酸は2~8倍ほど。
「これほど多いカルシウムやリン酸が、チーズを食べることでイオンとなって口の中に拡散され、再石灰化が“強固”に行われるのです。カルシウムが多い食品はほかにもありますが、カルシウムとリン酸の結合が緩くないとイオンが放出されない。そして、カルシウムの含有量が多く、かつチーズほどカルシウムとリン酸の結合が緩い食品は、そうありません」
チーズの中でも特に、チェダー、パルメザン、エメンタール、ゴーダといったハードチーズやセミハードチーズが、カルシウムとリン酸の量が非常に多い。しかしチーズなら種類を気にせず、なんでもOKとのこと。