「梅毒」が急増中! 実際の感染者数は報告を大きく上回る可能性

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 梅毒の感染ルートは性行為だが、これには口腔性交、肛門性交も含む。

 コンドームを着けていても、粘膜同士の接触で感染するので、100%安全とは言えない。

「梅毒の症状としては、感染後、1~3カ月ほどで性器などの感染部位にしこりやイボのようなものができます。ただ痛みなどはなく、そのうち消えてしまう。しばらくして手のひら、足の裏、体に発疹が出てきます。大抵の人はこの段階で泌尿器科や皮膚科などを受診します」

■経験を積んだ医師の診察を

 1カ月以上前に性風俗を利用したなど感染の機会に思い当たる人は梅毒の可能性も考えるべき。その際、性感染症を多く診ている医師への受診がお勧めだ。

 梅毒はさまざまな症状が出るため他の病気と間違われることがしばしばある。梅毒を疑って診断しないと診察はかなり難しい。

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