先日7月4日の独立記念日の前後には、車や空の便を利用して帰省や旅行する人の数が、パンデミック前に戻ったと報道されました。
以前もお伝えしたように、BA5株の特色は、ワクチンを打っていても、またコロナにかかったことがあっても、感染することです。でも症状が軽いか無症状というケースも多いので、人々のガードは下がっています。
一方で、入院者数と死者数がじりじりと上昇し、既往症を持つ人や免疫が低い人たちは、取り残されたという気持ちでいます。
そんな中ニューヨークでは、市が運営する30カ所の検査テントで、陽性になると自動的に治療薬が処方される、全米初の仕組みができました。
また米FDAは、ワクチンメーカーとして4社目となるノヴァヴァックスのワクチンを承認しました。重症化を防ぐ確率は90%、BA4株、BA5株株に対しても効果ありと報告されていますが、感染そのものを防ぐ効果に関しては十分なデータはないとしています。
ニューヨークからお届けします。