②予防接種と疾病との因果関係について否定する明確な根拠がある。
③疾病の程度は、通常起こりうる副反応の範囲内である。
④障害の程度は、政令に定められる障害に相当しない。
⑤因果関係について判断するための資料が不足しており、医学的判断が不可能である。
今回の否認は68歳の女性が①になった以外はいずれも③を否認理由に挙げた。
新型コロナワクチンに関しては今回の審議結果を含む累積の申請受理件数は4424件。うち認定件数は986件、否認件数は82件、現在の保留件数は26件となった。同審査会は予防接種の健康被害救済制度の審査の認定にあたっては、個々の事例ごとに、「厳密な医学的な因果関係までは必要とせず、接種後の症状が予防接種によって起こることを否定できない場合も対象」との考え方に基づき審査しているとしている。
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