【Q】 水虫は夏に多く、秋口からかゆみなどの症状は治まると聞きました。しかし、私の水虫は一向に衰えてくれません。私が知らないだけで特別強力な水虫でも流行しているのでしょうか?
【A】 そういうわけではありません。昔と比べて水虫を取り巻く環境が変わったため、流行期が変化しているだけです。
そもそも水虫と呼ばれていますが、その正体は医学的には虫ではなく「白癬菌」と呼ばれるカビです。高温多湿で繁殖が活性化するため、昔は夏をピークに乾燥する冬は水虫の症状が治まるのが一般的でした。しかし、最近は冬こそが水虫の繁殖期になりつつあります。室内はほとんど暖房が完備され、革靴やブーツなど通気性の悪い靴を履くことで足がむれやすいためです。いまでは冬に水虫の症状に悩む人が増えている印象です。
健康の「素朴な疑問」