コロナ第8波に備える最新知識

11歳男児のワクチン接種後死亡を新たに厚労省が報告 3回目当日に浴槽で発見

子ども用コロナワクチン(米ファイザー社提供)

 専門部会では22年11月13日までに報告された12歳以上の1917件の死亡とワクチン接種との関連について、α=ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの、β=ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの、γ=情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの──と評価している。その結果は以下の通り。

▼ファイザー社製 α=0件、β=10件、γ=1697件

▼モデルナ社製 α=0件、β=1件、γ=208件

▼ノババックス α=0件、β=0件、γ=1件

 また、ファイザー社製5~11歳用の2件については、いずれも「情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの」と評価されている。

 これとは別に今回の専門部会には接種した当日の12月13日に亡くなった11歳男児の事例が報告された。この男児は、午後3時40分にファイザー社製5~11歳用3回目を接種。午後7時15分に浴槽に顔が漬かっている状態でいるのを家族が発見し、救急車を要請。同30分に救急隊が到着し、救命処置をしながら搬送。同57分に病院に到着したものの、治療の甲斐なく午後9時7分に亡くなったという。男児はアレルギー性鼻炎があり薬を飲んでいた。午後6時40分ごろに入浴していたが、入浴前に食欲がなかったという。

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