科学が証明!ストレス解消法

挨拶するときは2秒以上相手の目を見る癖をつけよう 好意と深く関係

相手の目を見て話すだけで好印象に

 その後、相手の印象について尋ねたところ、視線量が多いほど他者からの好感度が上昇することが明らかになりました。その一方で、絶えず注視していると好感度が下がってしまうことも確認されたといいます。

 たしかに、ずっと見つめられると恐怖や不安を感じてしまう--という人も多いのではないでしょうか。

 アーガイルによれば、見つめすぎるのは逆に不自然で、自然なアイコンタクトとは会話全体の7~8割で、3~10秒ごとに視線を外すのが効果的だと指摘しています。意図的に視線を外すのも相手に安心感や好意を与えるテクニックなのです。

 もちろん、相手の目を見なければ好印象につながりません。どうしても相手の目を見ることに不安を覚えてしまうなら、相手を直視しない代わりに笑顔を意識して、あるいは口角を上げて、話すことを心掛けるといいでしょう。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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