「口臭」を正しくチェック…気づいていないのは自分だけ?

「生理的口臭」は誰にでも見られるもの

 一方、病的口臭は何らかの病気が原因。病気の治療が、口臭改善につながる。

 歯科の領域では、虫歯や歯周病。それ以外では、肺がんや肺腫瘍など呼吸器系、胃がんや食道気管などの消化器系、扁桃炎や喉頭がんなどの耳鼻咽喉系。糖尿病や肝硬変が関係していることもある。

「意外に盲点なのが、舌に付着した白っぽい汚れの舌苔。食べカスや粘膜、細菌のカスで、舌苔のケアをしていないために口臭がする患者さんも少なくない。歯科医やドラッグストアで舌磨き用のブラシが販売されています。それで、週1~2回のケアを習慣化するといいでしょう」

 歯ブラシでもいいが、硬めの歯ブラシでは舌を傷つける恐れがある。舌が傷つくと、雑菌が入り、それがまた口臭の原因となる。歯ブラシを使用するなら、必ず柔らかいタイプを選ぶ。ゴシゴシこすらず、サッと3~4回、なでる程度で。

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