若い糖尿病患者は「逆行性射精障害」に注意…男性不妊の原因に

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「2~7日の禁欲後に行う精液検査における射精量の正常値は1.5ミリリットル以上です。それより少なければ逆行性射精障害の可能性があります。わざわざ病院で調べるのは恥ずかしい、自分で知りたいという人は、自慰行為後の排尿を紙コップなどで採取して観察してみることです。白く濁ってドロッとしていたりすれば、精液が尿道口から出ずに膀胱に逆流しているのかもしれません」

 実際、糖尿病の男性の尿検査では精液が検出されることが少なくないという。

「子供はもう必要ない男性」にとっては逆行性射精障害は体に害はなく治療する必要はない。だが、「妊活中の男性」は治療の対象となる。

「不妊治療は膀胱頚部を閉鎖する働きのある交感神経刺激薬や三環系抗うつ薬などの薬物治療か、膀胱内の精子を回収して人工授精を行う方法などがあります」

 あなたは大丈夫?

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