患者に聞け

鼠径ヘルニア手術(2)「1回の手術で完治する」と担当医は説明した

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 手術の前日から入院した浅沼さんは手術当日の朝食を抜き、病室から手術室にストレッチャーで搬送された。全身麻酔をかけられ、鼠径部の左側を3~4センチほど切開された。鼠径ヘルニアの手術は、大きく「鼠径部切開法」と、「腹腔鏡下修復術」(腹腔内に内視鏡の一種である腹腔鏡を挿入する方法)がある。

 浅沼さんが受けた手術は前者で、手術の所要時間は約2時間。目が覚めたときは病室のベッドにいた。

 約1週間入院している間、担当医から術後の注意点として、「普段通りの生活を送ってもいいですが、傷口が治まるまで1週間ぐらいは重い物を持たないこと。水泳などのハードな運動も避けてください。鼠径ヘルニアは1回の手術で完治しますから」と告げられた。 手術代を含む入院費用は2割負担で約7万円を支払った。(つづく)

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