女性の「糖尿病」は閉経後に急増する…注意が必要なタイプはこんな人

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 問題は、閉経の前後は女性の心身にさまざまな変化が表れるため、どの症状が糖尿病によるものなのかがわかりにくいことだ。

「閉経の前後5年間を更年期と言い、他の病気を伴わないさまざまな症状のうち、とくに重く日常生活に支障が出る症状を更年期障害と言います。更年期障害の症状は3つに大別できます。1つ目は血管拡張や放熱に関するもので、ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗など。2つ目はめまい、動悸、頭痛、肩こり、疲れやすいなどその他の症状。3つ目はイライラや情緒不安定といった精神症状です。一方で糖尿病では、喉がよく渇いて水を頻繁に飲む、おしっこの回数が増える、疲れやすい、食後に急激に眠くなる、体重が減る、など。膀胱炎や膣カンジダを繰り返し発症する、プライベートゾーンがかゆい、という場合も糖尿病の可能性があります。糖尿病だと免疫が低下して感染症になりやすいからです」

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