すると、②の「私はワクワクしている」と言ったグループは、カラオケでは正確性が、スピーチでは説得力や能力、自信、持続性などの評価が上がり、数学のテストでは一番の好成績を残しました。自分のストレス反応(緊張)を「楽しくなってきた」とポジティブに解釈したことで、17~22%ほど成績が良くなることが判明。緊張している人にとってリアプレイザルが、有効的であることが示されたというわけです。
リアプレイザルを行う際は、まず自分が感じている感情を認識するようにしてください。たとえば、大きな会議やプレゼンが控えているとしましょう。おそらく不安でストレスを感じているはず。ですから、まずはその不安をしっかりと認識すること。
次に、その感情(不安)が、本当にそのままの意味を持っているのか、再度、考えてみます。確かに会議やプレゼンは不安かもしれません。しかし、「きちんとした説明ができれば自分の評価が上がるのではないか?」などの再評価で、新たな視点が生まれます。
科学が証明!ストレス解消法