そこでケイトさんは、テキサス州を訴える決心をしました。地裁ではOKの判断が出たものの、州務長官が上告し最高裁で覆されてしまいます。
ケイトさんは上告された直後に、中絶が可能な他州で手術を受けたと伝えられています。
テキサス州では、中絶は犯罪とされるだけでなく、中絶を「幇助(ほうじょ)」した者、つまり医療者に対し、民間人が民事訴訟を起こすことも認めています。
母体の命の危険を伴う場合は許されることになっていますが、法の条項が曖昧なために、判断を下すことを恐れる医師がほとんどです。
裁判所は今回州の医療委員会に対し、医療緊急例外についてのより詳しいガイダンスを提供するよう求めました。
現在アメリカ人の8割以上が、無条件、または条件付きで、人工妊娠中絶は合法であるべきと考えています。
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