科学が証明!ストレス解消法

ジョギングをすると「セロトニン」の受容体が活性化する

気分が落ち込みそうになったらジョギングをしに(C)日刊ゲンダイ

 走ることが苦手という方は、肥満、高血糖、高血圧など心臓血管系の罹患リスクを抑制する運動療法として注目されている「スロージョギング」をしてみてはいかがでしょうか。スロージョギングは、歩く程度の速さでゆっくりと走るジョギングのことです。

 一般的には、1分間小さな歩幅でゆっくり走り、その後、30秒ゆっくりと歩く──。このセットを繰り返すだけです。体に負担がかかりにくいため高齢者も無理なく続けられ、ウオーキングに比べてエネルギーを2倍消費するといわれています。

 寒い冬はなかなか外に出て運動をする気になれないと思います。一方で「運動はした方がいい」と思っている方も多いはず。スロージョギングを含めた無理のない程度のジョギングなら、コンビニに行くついでにできると思います。ストレッチにこだわる必要もないので何かのついでにジョギングを取り入れてみましょう。

◆本コラム待望の書籍化!
『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法
堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円) 

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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