「能登半島地震」避難所の食事の現状…高脂質、高塩分のメニューが続き体が悲鳴

珠洲市飯田町(文中の男性とは関係ありません)/(C)日刊ゲンダイ

昼食:カルビ丼、豚汁、サラダ
夕食:のり弁(磯辺揚げ、唐揚げ、コロッケ、白身魚フライ)、豚汁、サラダ

【4日目】
昼食:イカ焼き
夕食:唐揚げ弁当

「避難所にいる300人近い人の7割ほどが60代以上の高齢者です。脂っこいお肉や揚げ物がメインの高脂質、高塩分の食事が連日続き、かなり参っています。一方、自宅で避難生活を送っている方は肉などが不足していると聞きます。食を提供する側と提供される側のマッチングがうまくいっていない」

 食で被災地を支援することを目的に、料理人を中心に構成された団体は複数ある。そういったところの多くが、野菜がたくさん取れ、減塩・減脂質、消化がよくバリエーションに富んだ献立で、炊き出しをしている。

「ただ、炊き出しの予定やどの企業さんが入ってくるかは自治体が決定しており、現場判断で献立を決められません」

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